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花過ぎ 井上靖覚え書
著者略歴
白神喜美子(しらかみ・きみこ) |
特徴と内容文豪のめざましい活躍の陰に、その人のため身を捨てて一尽くした愛の女性があった。 本書は、今後井上靖の文学を語る上で、欠かせぬ資料となるであろう。 著者が三十余年の沈黙を破り、文豪井上靖と関わった十六年間について語る。 作家としてはまだ無名時代の井上靖を陰で支え、励ました著者。『闘牛』で芥川賞を受賞する前後の様子や、作家として徐々に名声が出てくる様子、原稿締切に追われる姿など、今まであまり知られていない作家の一面を描く。井上ファンならずとも必携の本。 |
本の中身 |