紅通信
紅通信 記事一覧(1号〜79号)
号数 | 巻頭随筆 | 書評 (★をクリックすると記事をご覧頂けます) | 発行年 |
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83 | 泉鏡花「夜叉ヶ池」の雨乞い(秋山稔) | 歴史的身体としての和歌 ーー松本章男著『花あはれ』によせて(佐々木健一) | 2024.6 |
82 | 国境(柏原眠雨) | 室生犀星と軽井沢(大藤敏行) | 2023.9 |
81 | 寺山修司と競馬(藤原龍一郎) | じぶ(室生朝子)(『鯛の鯛』より) | 2022.11 |
80 | 石っこ賢さん ――宮沢賢治と自然(井村君江) |
矢島渚男著『虚子点描』鑑賞 あるがままの自恃(原 雅子) |
2022.1 |
79 | ゆうこくん(平田俊子) | 『泉鏡花俳句集』(秋山稔・編)鑑賞 鏡花とたかし(三村純也) |
2020.11 |
78 | 木を見上げて(吉田加南子) | 逸見久美著『想い出すままに 与謝野鉄幹・晶子研究にかけた人生』鑑賞 「再遊説」のころ(久保忠夫) |
2019.5 |
77 | 能の
|
★奥田杏牛著 句集『箇中箇』
|
2018.3 |
76 | 大比叡・小比叡(松本章男) | ★石寒太句集『風韻』へ (宇多喜代子) | 2017.11 |
75 | 薔薇の記憶(尾崎左永子) | ★松本章男著『恋うた・百歌繚乱』『心うた・百歌清韻』鑑賞 ―日本の心を探る和歌アンソロジー― (武田忠治) | 2017.3 |
74 | ヒバリよ、ヒバリ(新川和江) | ★柏原眠雨著『風雲月露――俳句の基本を大切に』を読む ―俳句の要諦を説く― (渡辺誠一郎) | 2016.7 |
73 | 日本が悲しい(桶谷秀昭) | 井村君江著『私の万華鏡―文人たちとの一期一会』井村マンダラの光彩 (鎌田東二) | 2015.9 |
72 | 『赤光』断想(島田修三) | 島林樹著『裁判を闘って―弁護士を志す若き友へ』感想集より | 2014.7 |
71 | 父の想いを受け継いで(片野かほり) | 柏原成光著『友 臼井吉見と古田晁と―出版に情熱を燃やした生涯』鑑賞 ―永遠の伴走― (舟崎克彦) | 2013.11 |
70 | 納豆への道(大村次郷) | 矢島渚男著『身辺の記U』を読む ―まっさらな眼と心― (原 雅子) | 2013.4 |
69 | 満百歳の歌集を手に(梶井重雄) | 尾崎左永子著『源氏物語随想―歌ごころ千年の旅』鑑賞 ともに千年の旅を楽しむ (河田育子) | 2012.12 |
68 | ボヘミアの作家シュティフター(徳島高義) | 竹原三哉著『啄木の函館―実に美しき海区なり』鑑賞 没後100年―屈指の啄木本の誕生を喜ぶ (山下多恵子) | 2012.9 |
67 | 木槿連(齋藤美智子) | 大久保房男著『戦前の文士と戦後の文士』鑑賞 文壇という文学装置があった (渡辺勝夫) | 2012.5 |
66 | 楽しい徒労かな(富田玲子) | 『新編 月別 祭り俳句歳時記』鑑賞 祭りの場に立った強さ (茨木和生) | 2011.6 |
特集『公害裁判 イタイイタイ病訴訟を回想して』(島林樹著) | 理と情 (奥田一重) 著者に寄せられた手紙より (新海順次)(奥山興悦) 島林樹著『公害裁判』を読んで (加須屋實) |
2011.1 | |
65 | 男の純情(みやこうせい) | 『瓢箪から駒』上村占魚著 随筆のこころ (石黒雅風) | 2010.10 |
64 | 千ベロ漂流(芳賀日出男) | 『ささやかな証言―忘れえぬ作家たち』徳島高義著 文芸編集者冥利 (坂本忠雄) | 2010.6 |
63 | 歌と書(岡本光平) | ★『室生犀星句集』 滋味掬すべき句集 (井上宗雄) | 2010.1 |
62 | 詩人の妻(小島千加子) | 詩の根拠を探る透徹した目 永島靖子著『秋のひかりに―俳句の現場』 (酒井佐忠) | 2009.6 |
61 | 私の俳書復活(片山貞美) | ★四十年の結晶 大久保房男『文士と編集者』 (徳島高義) | 2008.9 |
60 | 魂の散歩(森内俊雄) | 俳句づくりは命がけ 上村占魚著『評論随想集 占魚の世界』 (勝 奇山) | 2008.2 |
59 | 草の花(倉田紘文) | 眼から鱗の『古典いろは随想』 (佐山辰夫) | 2007.8 |
58 | 死者の使者(井坂洋子) | 「鬼」の優しさ 大久保房男『終戦後文壇見聞記』(徳島高義) | 2006.8 |
57 | 牡丹花に寄せて(大矢 紀) | 響き合う句と短文の小宇宙 『占魚季語逍遥』を読む(後藤喜一) | 2006.6 |
56 | 忠敬の妻(吉住侑子) | 矢島渚男著『身辺の記』を読む しなやかに勁く (原 雅子) | 2005.9 |
55 | 習字について(森内俊雄) | 父を想う 佐藤鬼房句集『幻夢』にちなんで (山田美穂) | 2004.7 |
54 | 室生朝子さんの思い出(倉橋羊村) | 宗像夕野火句集『水神』を読む 淡々とした句境の背後にあるもの (茂木連葉子) | 2003.9 |
53 | 「黄なる空のいろ」(吉住侑子) | 福士りか歌集『フェザースノー』書評 (大西晶子)コスモス短歌会福岡支部報「水城」213号より転載 | 2003.1 |
52 | 丸山薫詩碑と秘境岩根沢(伊藤桂一) | 上村占魚著『松本たかし俳句私解』を読んで (出口まこと) | 2002.7 |
51 | 一期一会(大木さつき) | 上村占魚俳句のもうひとつの特色 (茂木連葉子) | 2002.3 |
50 | 台本のみの読書三到(浜畑賢吉) | 山崎聰著『喜八俳句覚え書』―和知喜八の60年― 俳句ひとすじの道 (河村四響) | 2001.11 |
49 | 石川利光追悼(大河内昭爾) | 野村玉江著 詩集『宇宙からの青い手紙』鑑賞 自己から自己へ、未生の自己へ (千石英世) | 2001.8 |
48 | 草稿「現代の詩と詩人」の背景(星野晃一) | たたかう俳人の書 矢島渚男著『俳句の明日へU―芭蕉・蕪村・子規をつなぐ―』 (中嶋鬼谷) | 2001.4 |
47 | 「蘇鉄図屏風」修復記(武智光春) | 山田春夫著『乱世の俳人 沢木欣一の世界』 男と男の火花を見る (茨木和生) | 2000.11 |
46 | 文士の森を立ち去る日(笙野頼子) | 星野晃一著『犀星 句中游泳』 眼清しくするもの (八木憲爾) | 2000.6 |
45 | 『富士山頂』の写真を拝見して(鈴鹿俊子) | 口に苦い良薬を処方する薬舌家" 大久保房男著『文士とは』を読む (藤田昌司) | 2000.2 |
44 | 写真は人生に夢を与えてくれる(田沼武能) | 齋田鳳子著 句集『風狂』を読む (出口まこと) | 1999.9 |
43 | 「男」でござる(室生朝子) | 佐久間谺を句集『雷魚』鑑賞 横溢する哀感とペーソス (茂木連葉子) | 1999.6 |
42 | Zの美 (清水義光) | 佐藤鬼房句集『枯峠』鑑賞 鳥は解放されたか (堀本 吟) | 1998.11 |
41 | 新聖堂のステンドグラスを制作して (上野泰郎) | 石 寒太著『わがこころの加藤楸邨』 素晴らしい一冊 (畑山 博) | 1998.7 |
40 | 旅の宴席 (清水基吉) | 室生朝子著『鯛の鯛』感 鯛の骨董品 (伊藤信吉) | 1998.2 |
39 | 電車に轢かれた女の子の話 (岸田 秀) | 梶井重雄著『万葉植物抄』 万葉のこころを生きる (飛鳥游美) | 1997.11 |
38 | 或る体験 (林 富士馬) | 上村占魚第12句集 『玄妙』に寄せて (周 紀子) | 1997.5 |
37 | 「モッキンレン」(斎藤茂太) | 大森の半年 (後藤狷士) | 1997.2 |
36 | 囲碁の目とスクーターのことなど (よしかわつねこ) |
『正岡子規―ベースボールに賭けたその生涯』の著者城井睦夫さんの一徹 (大久保房男) |
1996.10 |
35 | 詩とはなにか(秦 恒平) | 常民高橋洋一 句集『まんさく』感 (齋藤艸子) | 1996.8 |
34 | ニライカナイ(知念榮喜) | 地底の聲 佐藤鬼房著 句集『霜の聲』 (宇多喜代子) | 1995.9 |
33 | 舞台の人(井坂洋子) | 書棚に収めない本 尾崎左永子『梁塵秘抄漂游』鑑賞 (関根 徹) | 1995.5 |
32 | 地ワインと地もめん(鶴見和子) | 上村占魚著 句集『方眼』鑑賞 (周 紀子) | 1994.10 |
31 | 句額の祭典 (伊藤信吉) | 色めきたつ分身たち 村上善男著『色彩の磁場から』 (種村季弘) 「東奥日報」より転載 |
1994.4 |
30 | 有美ちゃんのおみやげ (庄野潤三) | 愛と忍耐の人 白神喜美子『花過ぎ 井上靖覚え書』によせて (室生朝子) | 1993.9 |
29 | 偶感 (藤田敏八) | 須貝正義著『大佛次郎と「苦樂」の時代』 貴重な資料としての一冊 (戸板康二) | 1993.5 |
28 | 悪筆 (萩原葉子) | 佐藤鬼房著 句集『瀬頭』賛 (矢島渚男) | 1993.2 |
27 | 信仰心のないものの神 (大久保房男) | 句集『榎』櫻井春子著 菩薩の眼 (高橋榛城) | 1992.7 |
26 | 私の健康法(鈴木真砂女) | 大久保房男著『海のまつりごと』―熊野の漁村の神秘を描く― 「月刊福井」より転載 ―「純文学」の具現化― 「週刊読書人」より転載 |
1992.4 |
25 | 山の花 (荘司 福) | 句集『二町谷』勝 奇山著 骨太に郷土を詠む (出口まこと) | 1991.8 |
24 | 春風 (岡本 眸) | 秦恒平『美の回廊』 しゃっとしたこそ (米倉 守) | 1991.5 |
23 | 北京の春節 (大滝貞一) | 尾崎左永子歌集『彩紅帖』のすがた (長澤一作) | 1991.3 |
22 | 水の秋 (山田みづえ) | 上村占魚著 句集『飲食抄』鑑賞 (周 紀子) | 1990.11 |
21 | 駅までの道(吉田穂高) | 句集『矢田丘陵』鑑賞 周 紀子さんの叙情 (村中のぶを) | 1990.2 |
20 | 郡上八幡行 (黒田杏子) | 文人 占魚先生 上村占魚句集『自問』感 (石本隆一) | 1989.12 |
19 | 雷の話 (渋沢孝輔) | 茂木連葉子著『まっさおな葱』によせて (上村きよえ) | 1989.8 |
18 | 竹の顔 (金子信雄) | 齋藤艸子句集『眞寒泉』の才覚 (高橋榛城) | 1989.7 |
17 | 橋立百滝 (片山貞美) | 句集『浮塵子』石黒雅風著 雅風さんの句 (矢嶋志惠子) | 1989.5 |
16 | コスモス巡礼 (宮 英子) | 占魚句集『黒髪抄』を頂戴して (丹阿彌谷津子) | 1988.9 |
15 | バカチョンカメラ(藤森 武) | 紅叢書第28編 笠倉卯凡 句集『朱の墨』管見 (渡辺司雲) | 1988.5 |
14 | 庭艸の逸品(上村占魚) | 齋藤茂吉 歌集『萬軍』について (外山 茂) | 1988.4 |
13 | 寒一輪の (加藤克巳) | 紅叢書第26編 武智ふさ子 句集『臘梅』を読む (出口孤城) | 1988.3 |
12 | 蛟龍 (佐藤鬼房) | 紅叢書第23編 句集『初諷經』美濃部古溪著 『初諷經』の世界 (宗像夕野火) | 1987.11 |
11 | いい顔 (大石芳野) | 上村占魚著『高野素十俳句私解』を読んで (駒井皓二) | 1987.7 |
10 | 藤の花(尾崎左永子) | 上村占魚著『高野素十俳句私解』 俳句初心者の羅針盤である(美濃部古溪) | 1987.5 |
9 | 梅便り (北御門二郎) | 紅叢書第11編 句集『侘助』宮崎八惠子著 明るく爽やか (齋田鳳子) | 1987.2 |
8 | 山茶花 (薩摩 忠) | 紅叢書第8編 出口まこと 句集『火床』を読む (出口孤城) | 1986.12 |
7 | 思草 (加藤三七子) | 紅叢書第15編 句集『海旅抄』上村占魚著 まことの旅人(青柳志解樹) 「俳句とエッセイ」より転載 |
1986.10 |
6 | 吉野さんの菊(中野完二) | 一を以って貫く (上村占魚) 「新潟日報」より転載 | 1986.9 |
5 | 木いちごの花(小野才八郎) | 土呂を踏んまえろ 詩集『山國の海鳴』読後感 (宮崎甲子衛) | 1986.8 |
4 | 花祭り (牧田茂) | 紅叢書第6編 矢嶋志惠子 句集『橡咲く庭』を読む (出口孤城) | 1986.7 |
3 | 楝の木(鈴鹿俊子) | 吉野秀雄 詩集『山國の海鳴』序 (草野心平) | 1986.6 |
2 | さくら(桂信子) | 紅叢書第5編 河村多加子 句集『目なし魚』を読む (出口孤城) | 1986.6 |
1 | 紅の花(石本隆一) | 紅叢書第1編 鈴木雹吉 句集『草鴫』(高野寒甫) 静岡新聞書評欄より転載 | 1986.4 |