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私の万華鏡 ―文人たちとの一期一会
著者略歴井村君江(いむら・きみえ)1932年栃木県生れ。1965年、東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。Cambridge, Lucy Cavendish College の Visiting Scholar (1977-79、1982)、Oxford、Magdalen College の Visiting Scholar (1997-98)、Kingston University の Lecturer (1998)、早稲田大学講師、鶴見大学・明星大学教授を歴任。イギリス・フォークロア学会終身会員、イギリス児童文学会顧問、日本ワイルド協会顧問。明星大学名誉教授。妖精美術館館長(福島県金山町)、うつのみや妖精ミュージアム名誉館長(栃木県宇都宮市)。主な著書に『ケルトの神話――女神と英雄と妖精と』、『妖精の系譜』、『「サロメ」の変容――翻訳・舞台』、『コーンウォール――妖精とアーサー王伝説の国』、『妖精の輪の中で』、『妖精学大全』、『日夏耿之介の世界』等。訳書に W. B. イエイツ編『ケルト妖精物語』、トマス・マロリー『アーサー王物語』、W. シェイクスピア『真夏の夜の夢』、C. M. バーカー『花の妖精』等。 |
特徴と内容肉声で語られる文人たちの横顔 堀口大學、佐藤春夫、西條八十、三島由紀夫、棟方志功、加藤周一、司馬遼太郎――日本文学からアイルランドのフォークロアまで、綺羅星の如く輝く文人たちとの思い出を、妖精学の第一人者である著者が独自の視点から描く。総勢36名、万華鏡を回すように縦横に織りなされる人間模様が多様な角度から光を放ち、その光彩は著者の人生航路のみならず、昭和から現在にかけての日本文化・教育・文芸史の一側面を浮き彫りにする。 |
本の中身 |