- 著者名/
- 尾崎左永子
- 出版年/
- 2012年9月
- 定価/
- 2,530円(税込)
- 版型/
- 四六判
- 頁数/
- 280
- ISBN/
- 978-4-89381-278-0
著者略歴
尾崎左永子(おざき・さえこ)
1927年東京生。東京女子大国語科在学中に佐藤佐太郎門下となる。1957年、歌集『さるびあ街』刊行。また放送作家、作詞家として活動。1965年、夫の研究留学に従って渡米。はじめて日本語の美しさに目ざめる。帰国後松尾聡門下として源氏物語に取り組み、『源氏の恋文』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『源氏の薫り』、『梁塵秘抄漂游』、『新訳源氏物語全四巻』、『源氏物語随想――歌ごころ千年の旅』などを刊行。歌集『彩紅帖』。1999年歌集『タ霧峠』で迢空賞受賞。2001年、「星座−歌とことぱ」創刊。近著に、『古典いろは随想』、『香道蘭之園』校訂解題、『敬語スタディー』、『神と歌の物語・新訳古事記』、歌集『青孔雀』、書き下ろし歌集『さくら』などがある。日本エッセイスト・クラブ常務理事。 |
特徴と内容
これであなたも源氏通。
『源氏の恋文』、『新訳源氏物語』全四巻など源氏関連の著作も多く、王朝文学に精通した著者がこの一冊に贈る、源氏物語をまるごと楽しめる早わかり読本。各帖ごとの物語の読みどころに、歌人ならではの視点が光る作中和歌の鑑賞を添えた新しいスタイルの好著。長大で華麗なドラマ源氏物語のエッセンスが一読にして味わえ、齋藤カオル氏の雅な装画が一層おもむきを深める。
本文目次より
第一帖 桐壺――まず原文に触れて/光る源氏と輝く日の宮/七殿五舎
第二帖 帚木――雨夜の品定め 第三帖 空蝉――「恋」のなりゆき
第四帖 夕顔――未完の恋 第五帖 若紫――禁断の恋/紫のゆかり
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