大久保房男(おおくぼ・ふさお) 1921年9月1日紀州熊野に生る。三重県立津中学より慶應義塾大学国文科に進み、折口信夫に師事。学徒出陣で海軍予備学生となり、終戦により復学し、1946年9月卒業。同年11月講談社に入社し「群像」編集部に入る。1955年より1966年まで同誌編集長。著書に小説『海のまつりごと』(藝術選奨文部大臣新人賞)『人間魚雷搭乗員募集』、エッセイ『文士と文壇』『文藝編集者はかく考える』『理想の文壇を』『文士とは』『文士のゴルフ』『日本語への文士の心構え』『終戦後文壇見聞記』『文士と編集者』『戦前の文士と戦後の文士』。2014年逝去。享年92歳。
ホンモノだけを追求して、純文学の鬼といわれた名編集長が文章と文士と文壇について語る。 文学の志望者、愛好者、編集者にとって極めて有益な書。